ソーシャル・キャピタル研究会(2024年1月18日(木)19時30分~21時 Zoom開催)
講師:近藤克則・千葉大学 予防医学センター 社会予防医学研究部門教授
*終了しました

昨年12月よりまちづくりをテーマに開催してきましたが、新年1月は日本が誇る社会疫学者でソーシャル・キャピタリスト、JAGES日本老年学的評価研究主宰、日本社会関係学会副会長である近藤克則先生から、健康なまちづくりとファイナンスを融合させた施策PFS(Pay For Success)についてご講義いただきます。

演題:
「ソーシャル・キャピタルとPFSを活用したまちづくりーJAGESの経験を踏まえて」

日本の社会関係資本研究は社会科学系は宮川公男先生、辻中豊先生、佐藤嘉倫先生、山内直人先生、大守隆先生から始まりましたが、自然科学系の実証研究は近藤克則先生が支えられてきました。以下、2021年日本社会関係学会第1回年次研究大会基調講演のために近藤克則先生から頂いたメッセージです。

「私が、ソーシャル・キャピタルを味わったのは、臨床医の頃である.地域保健・医療や患者会活動に熱心に取り組む医療機関で働く中で、地域や職員・患者集団のソーシャル・キャピタルの凄さを、体験を通じ直感的に理解した.14年間の臨床医時代を通じてもう一つ体感していた健康格差を、研究者に軸足を移してすぐに、市町村との共同研究で実証できたのは幸運だった.その後の英国留学中に、Wilkinsonの“Unhealthy Societies”(1996)やBerkmanやKawachiらの書籍や論文で、ソーシャル・キャピタル概念を知った時、その健康への影響を直感的に理解し、自らの研究課題とした.」

近藤克則(2021)「ソーシャル・キャピタル研究の20年 黎明期から今後の課題まで」『 日本社会関係学会第1回年次研究大会JASR2021報告概要集』日本社会関係学会、p.27.


参加申し込み方法

以下の申込みフォームから事前申込みをお願いいたします。
ご入力いただいたメールアドレス宛てに 1月17日(水)までにZoomの招待URLをお送りいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScerPxj44RuyZtrUXt6KuMXx5SPqH7ljh6d7Hf5SJSOucBEKA/viewform

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